うちは精肉店 本橋成一

最近読んだなかで、一番よかった本。

知らない世界を覗けた、ととても思った本。

牛の額の急所を一気に狙うと、牛は気絶して崩れ落ちる。その表現の凄まじさ。死ぬことを悟ったような牛の嫌がった姿。でも一気に気を失うので、まったく苦しく無いそうだ。この家族の牛への愛情や、日本社会の牛の受け入れていく歴史や、すごくおもしろかった。後ろのあとがきは本当に読み応えがあった。短くて、言葉が少ないけれど、大事なことはたくさん載っている。

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