屋根裏の仏さま ジュリー・オオツカ(新潮クレスト・ブックス)
新潮クレスト・ブックスは松家さんが編集したシリーズなはず。よく授業で話してくれて、でも海外小説になんとなく手を出す気持ちになれなかった。これは岸さんのインスタをみて、表紙にやられて買った。ここにやさしさがつまってそうだと思って。
小説の内容は、この装丁からは想像できない。
アメリカに渡った戦前・戦中の日本の娘たち。むごい。どうしてそれでも生きるのか。どうしてそれでも生きるのか・・・分からない。でも生きてしまうんだろうということを、嬉しくもなく、悲しくもなく、ただ事実を認識した、そんな感じ。まだ美しいとも思えないし、私には難しいよ、まだ。
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