現代印刷美術大全
めっちゃ楽しい!とても楽しい!
とても重いけど、楽しい!
印刷の世界の、こだわりと、歴史と過去が、見える見える。愛おしさが、ここには隠れている。愛おしさからの、ニッチで、細かくて、遊びゴコロ満載の、最先端技術。もう印刷の全盛期は終わったという悲しみを背後に隠しきれぬまま燃える職人や工場の意地。楽しい!
東京築地活版製造所の幻の『花の栞』がつくってきた時代についても、後ろで語る菊池敦己たちのエンブレル問題からみるデザイナーという仕事の素晴らしさと流行をつくる、という消費や流行を加速させてきたという自己否定、そして過去の巨匠世代や世界との断層論、菊池敦己はたしかに擦れてないし、年とってないし、一人飛びぬけてハイセンスな思考だと思った!
と、そもそもは数々の見本に心踊るんだけど、その印刷技術のすごさを裏側で解説している対話付きの紙が面白かったなー!!
楽しい、楽しい。
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